ゴールデンターキンとは?
中国・秦嶺(しんれい)山脈の標高2,000〜3,000mの山岳地帯に生息するウシ科の動物。成熟したオスの金色の体毛が名前の由来。
「ジャイアントパンダ」「キンシコウ」と並ぶ中国三大珍獣のひとつであり、ワシントン条約付属書Ⅱに掲載された希少種です。
- 7つの特徴ポイント
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- 金色に近い毛並みと湾曲した角が特徴(ウシ科)
- 秦嶺山脈・標高2,000〜3,000mに生息
- 寒さに適応、副鼻腔が大きく発達
- 岩山移動に適した頑丈な蹄(ひづめ)
- 中国三大珍獣(パンダ・キンシコウと並ぶ)
- ワシントン条約 付属書Ⅱ掲載の希少種
- 国内飼育は4施設のみ(2026年3月現在)
富士サファリパークで
飼育する理由
生息地でのゴールデンターキンの生息数は約 5,000頭で、このまま何もしなければ将来的に絶滅する恐れがあると懸念されています。
これまで、日本国内の動物園では3つの園館で保護・繁殖に取り組んでいましたが、富士サファリパークも希少なゴールデンターキンの「生息域外保全」に加わることで、動物園の役割の一つ「種の保存」に取り組んでいこうと考えています。
- 生息域外保全とは
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絶滅の危機にある野生動植物を、本来の生息地以外の
動物園、水族館、植物園などの施設で飼育・栽培し、繁殖・保護する取り組みのこと
国内飼育状況
(2026年3月現在)
- 多摩動物公園
- 5頭(オス3・メス2)
- よこはま動物園ズーラシア
- 5頭(オス3・メス2)
- アドベンチャーワールド
- 9頭(オス4・メス5)
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富士サファリパーク
- 2頭(オス1・メス1)
※国内の飼育状況 21頭(オス11頭、メス10頭)2026年3月7日現在(富士サファリパーク調べ)
ワシントン条約 付属書Ⅱ
掲載の希少種
ゴールデンターキンはワシントン条約 付属書Ⅱに掲載されています。野生下での生息数は約5,000頭と言われており、このまま何もしなければ将来的な絶滅が懸念されています。
- ワシントン条約(CITES)とは
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絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約 (Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora)
輸出国と輸入国とが協力して国際取引の規制を実施することで、国際取引のための過度の利用による野生動植物種の絶滅を防止し、それらの種の保全を図ることを目的としています。
飼育個体プロフィール
現在、富士サファリパークで飼育しているのは2頭で、いずれも多摩動物公園で繁殖・誕生した個体です。
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ムツ
- 誕生日:
- 2017年1月12日
- 出生地:
- 東京・多摩動物公園
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フク
- 誕生日:
- 2017年2月3日
- 出生地:
- 東京・多摩動物公園
特徴・生態について
中国の陝西省や甘粛省に広がる秦嶺(しんれい)山脈の標高2,000~3,000mの山岳地帯に生息しています。
頑丈な体型で長く密な体毛を持ち、厳しい寒さや急斜面での生活に適した体のつくりをしています
ゴールデンターキンの特徴
成熟したオスは明るい金色のような体毛を持つことから「ゴールデン」という名がつきました。頑丈な足腰や長くて密な体毛など、厳しい寒さや急斜面での生活に適した体のつくりをしています。特に鼻の副鼻腔が発達し、吸入した空気を加熱して呼吸中の体熱の損失を防いでいます。
また、皮膚から強い臭いがする油状の物質を分泌し、全身の毛に行き渡らせています。この油分には水をはじく効果があり、体が濡れたり、体温低下を防ぐ役割があると言われています。
ゴールデンターキンの生活
1頭のオスが複数のメスを率いて群れをつくり、移動しながら生活しています。
普段は温厚な性格ですが、クマ、オオカミ、ヒョウなどの天敵に出会ったり、身の危険を察知すると岩から岩へ跳んで逃げたり、咳のような音を出して警告します。
ANIMAL FACTS
成熟したオスは明るい金色のような体毛を持つことから「ゴールデン」という名がつきました。
皮膚から強い臭いがする油状の物質を分泌し、全身の毛に行き渡らせています。この油分には水をはじく効果があり、体が濡れたり、体温低下を防ぐ役割があると言われています。
| 学名 | Budorcas taxicolor bedfordi |
|---|---|
| 分類 | 偶蹄目 ウシ科 |
| 分布 | 中国の秦嶺山脈(陝西省南部・甘粛省東南部) |
| 生息地 | 標高2,000m~3,000mの山岳地帯 |
| 体長 | 1.7~2.2m |
| 体重 | オス:300~350kg メス:240~280kg |
生息地MAP

園内ミニマップ








